ラパン HE21S ヘッドライト調整方法と調整ができない場合の対処 【ヘッドライト光軸調整】
2016/07/06
ラパン(HE21S)のヘッドライトの光軸調整を行う場合注意が必要です。一方向に回しすぎるとリフレクター(写真のレンズ内メッキ部分)が外れ調整不能となります。よって私なりの調整手順と注意点です
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ラパン HE21Sヘッドライト調整手順①リフレクターの確認
HE21Sラパンのヘッドライト光軸調整をする前にリフレクターの状態を確認します。ボンネットを開け裏側のH4球配線カプラーを軽くさわってみて下さい。表のリフレクターがガタガタしなければそのまま光軸調整可能です。ガタガタしている場合は下記手順でなおる場合が多いので記載します。
ラパン HE21Sヘッドライト調整手順②外れたリフレクターの修復
車輌に取り付けたままで、なおる場合もありますがヘッドライト外したほうが見ながら行えますのでわかりやすいと思います。下の写真はヘッドライトの内部です
リフレクターがガタガタになっている場合調整ねじとリフレクターをつなぐジョイント部(矢印の部分)が外れているのが原因です。写真は入った状態です。
リフレクターを逃げないように指でおさえながら上下・左右の調整どちらか外れた側の調整ねじを+ドライバーで左廻りにまわしていきます。上下の調整は上方向に! 左右の調整は右方向に! ヘッドライトユニット内部をのぞきながら調整ねじをまわしていくとジョイントの雄側(黒い棒状の方)が出ていくのが正解です。そのまま、まわして行きジョイント雌側(白い部分)にあたりカコンと挟まれれば完了です。
※外れグセのついたリフレクターは調整時に外れやすいので光軸調整のさいは確認しゆっくりまわすよう心がけて下さい
※調整ねじをまわしてジョイントの雄側(黒い棒状の方)が動かない場合は調整ねじユニット内部の故障ですのでユニット交換が必要です
車輌にヘッドライトを取付け光軸調整を行います
ラパン HE21Sヘッドライト調整手順③ヘッドライト調整 光軸調整
HE21S ラパンのヘッドライト光軸調整を行う時に注意しなければいけない事は、構造上調整ねじを、たとえば上方向に回した場合真上には上がらず、実際には左にずれながら上に向かって光軸は上がります。左右方向も同じです
極端にいうと上下調整 上に回すと斜め左上 下に回すと斜め右下に
左右調整 左に回すと斜め左下 右に回すと斜め右上に動くとお考えください。
よってヘッドライトテスターで調整せずに壁あて等で一方向に調整を回すと思う位置まで光軸が来る前にリフレクターが外れてしまう事がおこります。上の写真はハイビーム光軸調整時のものですが上下左右調整ねじを交互に少しずつ回しセンターに持ってくイメージで行っています
ラパンMH21S ロービムすれ違い灯 ヘッドライト調整
ロービームすれ違い灯にて光軸調整を行う場合ヘッドライトテスターで計測し画面に映らないくらい大きく光軸が外れている場合は、私の場合ある程度の位置にくるまでいったんハイビームにて光軸調整を行い、そこから車及び計測機器をロービームに切替えて微調整を行います。スクリーン式のテスターを使用される場合はとくにお勧めの方法です。
和歌山陸運局近くの格安車検のRAMA車検センターでは画像認証式ヘッドライトテスターにて、すれ違い灯(ロービーム)走行灯(ハイビーム)どちらも計測調整可能です。業者様はもちろんユーザー車検のお手伝いも致します。ヘッドライト計測・調整のみの方もお気軽にご来店下さい。